netFIELD Device O-Linkテクノロジープラットフォームは、複雑なセンサやアクチュエータをリアルタイム・イーサネット(RTE)ネットワークに統合します。IO-Linkワイヤレスマスタは、信頼性の高いIO-Link通信と柔軟なワイヤレス接続を組み合わせたものです。IO-Linkワイヤレス装置は、免許不要の2.4GHz ISMバンドで動作し、周波数ホッピングを使用します。ヒルシャーは、そのテクノロジープラットフォームの一部として、確立されたnetX 90の技術と、2トラックIO-Linkワイヤレスマスタを備えた組込みモジュールを組み合わせています。
このゲートウェイは、PROFINET、EtherNet/IP、EtherCATをIO-Linkワイヤレスに変換され、またその逆も実行します。
2つの並列IO-Linkワイヤレス伝送トラックにより、最大16台のIO-Linkワイヤレスデバイスとの同時通信が可能で、デバイスあたりの最小転送サイクル時間は5msです。
統合されたウェブサーバにより、ファームウェアのダウンロードや認証、IO-Linkポートのコンフィグレーションなど、重要な機能を果たすことができます。RTEプロトコルに加え、IO-Linkワイヤレスマスタは公式仕様の「IO-Link向けOPC UAコンパニオン」に準拠したコンフィグレーションと診断用の統合OPC UAサーバを提供します。
さらに、メンテナンス、診断、識別、コンフィグレーションは「IO-Link over MQTT」定義用にJSONが統合された統合MQTTクライアントを介して使用できる機能コンポーネントです。
netFIELD IO-Linkワイヤレスマスタは、ブランドラベリング用に最適化されたすぐに使用可能なIP67デバイスであり、ワイヤベースのソリューションが使用できない機械やプラント建設の過酷な環境において、接続とIO-Linkレベルの統合を可能にします。さらに、可動域が広いため、柔軟なロボットアプリケーションにも最適です。一般的に、IO-Linkワイヤレスマスタは、配線の削減が必要なあらゆる用途に対応します。
デバイスエンジニアリング用のIO-Linkコンフィグレーションツールと、複雑なIO-Linkデバイス記述ファイル(IODD)へのアクセスにより、IO-Linkワイヤレスデバイスをリアルタイム・イーサネット・ネットワークにのシームレスに統合できます。