netX 5xからnetX 90への移行

ヒルシャーのnetX 5xのマルチプロトコルSoCは導入済みですか。新しいnetX 90へのアップグレードをお奨めする理由をご説明します。

 

  • 革新的なアーキテクチャ

ヒルシャーの最新世代のnetX SoCの特徴は、通信とアプリケーションの内部分離です。通信とアプリケーションを1つのチップに組み込むと、必ず問題が発生していました。そこで、当社は、netX 5xで採用したシングルプロセッサソリューションではなく、2つのプロセッサを1つのチップに統合することにしました。これからは、1つのプロセッサで通信タスクを処理し、もう1つのプロセッサをお客様自身のアプリケーションデザインに利用できます。

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  • 高度なARMテクノロジでパフォーマンスを向上

当社はまた、netX 90を1つの100 MHz ARM 966から2つの100 MHz Arm Cortex-M4プロセッサにアップグレードしました。netXの世代間のパフォーマンスの差は歴然です。1つのCortex-M4プロセッサだけでも、ARM 966の1.4倍のパフォーマンスを発揮します。2つのプロセッサを採用したnetX 90は、netX 5xシリーズよりも約3倍高性能です。

 

  • 産業IoT (IIoT) に対応

netX 90にはnetX 5xのすべての機能に加えて、新しい機能が搭載されています。例えば、リアルタイム・イーサネットやフィールドバスシステムに加えて、OPC UA、MQTTなどのIIoTプロトコルにも対応しています。

 

  • セキュリティコア内蔵

さらに、netX 90にはIIoTの要件を満たすセキュリティコアが内蔵されています。セキュア通信のため、netX 90はRSA-4096、ECC-512、AES-256、SHA-512に対応したSSL/TLSハードウェアアクセラレーションを提供します。また、ROMコードをセキュリティに適応させ、netX 90によるセキュアブートを可能にしました。セキュリティコンセプトは、当社にとって重要な中心的関心事であり、「セキュリティバイデザイン」の原則に従って設計されています。

  • より小さいチップアーキテクチャで効率性を実現

netX 90の90nmテクノロジにより、フラッシュとイーサネットPHYを統合し、-40°Cから+85°Cの恒温環境で動作するアーキテクチャを実現しました。しかも、消費電力は1W未満です。

 

  • 一貫したプログラミングインターフェース

一貫した均一なプログラミングインターフェースの採用で、netX 90への移行はきわめて簡単になりました。使いやすく、高速で、手間のかからないプロトコルスタックの実装により、試作品をわずか数時間で作り上げることが可能です。

netX 90が適しているアプリケーションのユースケース、アプリケーションに組込み済みのnetX 90のIPと周辺機器については、リンクを参照してください。

 

  • 全アップグレードの概要

 

機能netX 5XnetX 90
マルチプロトコル対応
複数のプロセッサx
IIoT対応()
セキュリティコア内蔵x
オンチップフラッシュx
統合された高速イーサネットPHY
消費電力は1W以下x
一貫したAPI
統合されたホストコントローラx
1つの電源x
寸法19 x 19 mm 2 (netX50/51)
15x15 mm 2 (netX52)
10x10 mm 2