NXS-LFWワークショップ「ローダブルファームウェア」
netX 10/51/52をフィールドバスとリアルタイム・イーサネット接続用のコンパニオンチップとして起動します。
LFW(ローダブルファームウェア)モデルは、netXを任意のホストコントローラーに寄り添うコンパニオンチップに位置付けることを目指します。netXが自主的にフィールドバスやリアルタイム・イーサネット・インターフェースを処理し、対応するプロトコルを実装する傍ら、ホストコントローラーはデバイス本来のアプリケーションに対処します。netXとホストの間のデータ交換はnetXに組み込まれたデュアルポートメモリ経由で行います。2つのチップは、パラレルおよびシリアルのインターフェース上で、極めて柔軟に結び付けられます。
netXをお客様自身のアプリケーションやホストコントローラーに接続し、その上にフィールドバスやリアルタイム・イーサネット・インターフェースを統合する場合、問題なく作業を始めるためには、このワークショップの内容がまさに最適です。netXチップ、ツールとユーティリティ、デュアルポートメモリ、cifX APIについて、理論と実践の両面から学び、ワークショップの修了時には、周期的データをバス上でバスマスタと交換するホスト/netXシステムを構築できます。そして、実習で取り組んだ基本的なソフトウェアプロジェクトを自社開発の基盤としてご使用いただけます。
実習はNXHX 51-ETM評価ボードを使用して行います。
期間
9:00~17:00(1日)
内容
- netXチップの基礎
- netXのコンセプト
- LFW - ローダブルファームウェア
- ブートプロセス
- ファイル形式、ブートヘッダ
- LFWタグリストのコンフィグレーション
- ツールとユーティリティ
- ブートウィザード、ファームウェアフラッシュツール
- コンフィグレーションエディタのタグリスト
- 実習
- DPM - デュアルポートメモリ
- デュアルポートメモリのレイアウト
- ステータスと制御ブロック
- メールボックス、パッケージインターフェース
- 周期的データ
- cifX APIとツールキット
- シリアルDPMの統合 (SPM)
- ヒルシャーのプロトコルのアドレス指定用標準API
- 実習
- cifXツールキットの独自ホストアーキテクトへの適合
- cifX APIの使用
- 周期的データトラフィックの起動
対象者
ソフトウェア開発者、プロジェクトマネージャー
参加前提条件
組込みCプログラミング、マイクロコントローラとその周辺機器の基本知識
言語
オーバーヘッドおよびトレーニング資料は英語です。講義は英語またはドイツ語で行います。
追加オファー
NXS-PNS、NXS-ECS、NXS-EIS、リアルタイム・イーサネットプロトコル (PROFINET、EtherCAT、および EtherNet/IP) の概要